塩田元規「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力」感想

読書感想

今回読んだのは、株式会社アカツキ創業者である塩田元規さんの「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力」です。

この本は、

・スキルや知識だけでは、太刀打ちできない課題に直面している。
・自分の価値観と、対外的な振る舞いにギャップを抱えている。

このようなビジネスマンの方々におすすめです。

著者の塩田元規さんがCEOを務める株式会社アカツキは、
心を動かす体験をキーワードに、デジタルからリアルまで幅広く事業展開している会社です。

今年話題になった「うんこミュージアム」や、Jリーグの「東京ヴェルディ」の筆頭株主にもなっているそうです。

「感じて、分かち合う」がキーワードの本書は、
著者の塩田さんの実体験を元に、どのようにして会社の中心に感情を置く経営スタイルに至ったのかを紹介されています。

「ハートドリブン」で参考になった3つのこと

① 「感情を丁寧に扱う」こと

「感じて、分かち合う」と同様に、
「感情を丁寧に扱う」も本書のキーワードです。

ビジネスの世界においては、
顧客や競合など自分の外側に意識が向きがちで、
自分の内側の感情に気がつかない人が多い
と思います。

また、感覚を扱っている場合でも、ポジティブな感情は扱われるが、
ネガティブな感情については、無視される場合が多いのではないでしょうか。

ですが、本書では感情を丁寧に扱うことを重要視していて、
そのことでで起きる変化をこのように書かれています。

あなたの内側に意識を向けて、感情を丁寧に扱おう。
自分の想いに気づいていく。それを見つめていく。感情を丁寧に扱うと、自分の内側が成長・進化していく。それにより、世界の見方が変わる。見方が変わると、行動が変わり、人生が変わっていく。

会社のビジョンに自分を合わせ、行動をしたり、
成果を出すためには、自分の感情を捨てた方が良いとも考えているビジネスマンも多くいるのではないでしょうか。(私もその一人でした。)

きっと高度成長期のような時代には有効だったかもしれないですが、
これからの時代は感情を丁寧に扱うことの方がより必要になってくると思いました。

② 「同じような問題に直面する」のは、進化のサイン

問題に直面した時、全く新しい問題ではなく、
過去にも同じような問題に直面したことがある、という経験はないでしょうか。

その問題は、自分の観念や思い込みといった思考のパターンが変わらない限り、何度も現れてくるそうで、この「何度も」というのが進化のサインのようです。

進化できるのは喜ばしいことですが、
その過程はとても辛い体験のように感じました。

自分の観念や思い込みを認知するには、自分のネガティブな部分に目を向けなければいけません。

さらに一瞬で終わるものではなく、日常の中で自分の行動に気づき、それを感じ続けなければいけないからです。

ですが、自分のパターンを認知し、超えていくことができれば、
自分にも、他人にも良い影響を及ぼせることが理解できました。

③ 「魂の進化」によって世界が変わる

リーダーが無理をしている組織は、メンバーも無理をする。
リーダーが自分の感情を隠していたら、メンバーも感情を隠す。
リーダーが安心・安全を感じていなかったら、メンバーも安心・安全を感じない。

この文章の「リーダー」を「私」に置き換え、
「メンバー」を「相手」や「仲間」や「家族」などに置き換えると全ての人との関係性に関わってくる
のではないでしょうか。

だからこそ、まずは自分自身の内側をよく観察し、
魂の進化をしていくことが、世界を変えるキッカケになると思いました。

「ハートトリブン」のまとめ

プロローグにもあるように、本書はHow to本でも、成功譚でもなく、
8割ぐらいの文量を葛藤や苦しさを感じた体験が書かれています。

この塩田さんが感じたことを、分かち合って下さっている姿勢こそが、
本書の伝えたいメッセージではないか
と思いました。

本を通じて塩田さんの分かち合いを聞き、
自分自身に問いかけ、感じ、今度は仲間に分かち合いをする。

そのようにして、私も魂の成長をしていきたいと思いました。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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